ブログ:リトミックの原点~窓ぎわのトットちゃん
ピアノとリトミックのお教室、小さな音楽会です。2024年1月20日(土)王子 北とぴあ つつじリハーサル室でリトミック体験会を開催いたします。どなたでもご参加可能です。詳しくは、当HP お知らせの欄のご案内をご覧ください。またお申込みはHPお問い合わせフォーム・お電話でお待ちしています。当教室は荒川区西尾久、東尾久、北区王子、堀船、昭和町、梶原、上中里など幅広い地域から、年齢は3歳から80歳の方まで、音楽を楽しみたい方々が通われています。
劇場版 窓ぎわのトットちゃんを観てきました
第二次世界大戦さなかに実在した「トモエ学園」という小学校に通っていた女の子のお話です。
その女の子が黒柳徹子さんですが、とにかくかわいい。
トモエ学園には色んな子供がいるのですが、小児麻痺のお友だち、泰明ちゃんとの思い出は徹子さんご自身が最も書きたかったことの一つと仰っておられます。ハンディ―キャップのある人とどのように関り合ったらよいのか?校長先生や担任の先生が「差別はいけない」という事は一切お話になりませんでした。その代わりに「みんな一緒だよ。なんでも一緒にやるんだよ」と校長先生は言います。
またこの校長先生が人格者で、お母さんも、前の学校の先生も手を焼いていたトットちゃんを、「君は、ほんとうは、いい子なんだよ」と受け止めます。
トモエ学園の校長先生は小林宗作氏、パリに留学しダルクローズ学院でリトミックを学び、日本リトミック協会を設立し、リトミック教育を基礎としたトモエ学園を設立。終戦後は国立音大で教鞭をとり、リトミックの普及に努めた人物だそうです。
リトミック研究センターでおなじみのお歌も劇中で歌詞を変えて出てきます。トットちゃんと泰明ちゃんの雨のシーンは印象的でした。戦時下で子供も自由に歌が歌えない時代、でも心や体から湧き上がるリズムやメロディーは抑えきれません。心の中で歌い、足でリズムをステップするシーン。うわぁ~リトミックしてる~と感激しました。
リトミック研究センターのリトミックは「こどものためのリトミック」と認定教室で度々合い言葉のように教わってきたことがストンと体に落ちてきました。
最後は「君は、ほんとうは、いい子なんだよ」校長先生が言っていた言葉を、トットちゃんが泣き止まない弟に「あなたは、ほんとうは、いい子なの」と語り掛けるシーンで終わります。
ああ、こうやって物事の本質って伝承されていくんだなと心がいっぱいになりました。
今は自由に表現でき、自由に発信できる時代です。
子どもたちにはその素晴らしさをもっともっと伝えたいと心から思いました。
トットちゃんありがとう。
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