西尾久にあるピアノとリトミックのお教室です。当教室は荒川区西尾久、東尾久、北区王子、堀船、昭和町、梶原、上中里など幅広い地域から、年齢は3歳から80歳の方まで、音楽を楽しみたい方々が通われています。

4月になり過ごしやすい季節になりました
ご入学・進級おめでとうございます🌷
新年度がスタートし、お教室にも新しい生徒さんがご入会してきました。また5月からは王子のスタジオでもリトミックのレッスンがスタートいたします。目下新規ご入会の生徒さん募集中です。リトミックの詳細はちいさな音楽会王子リトミックスタジオのホームページでご覧ください。
https://pianodaisuki0806.3do1.jp

多様化するるニーズ
当教室では、体験レッスンを受ける際に、事前アンケートにご協力いただいています。アンケートには様々な項目があり、親御さんのニーズを把握するための内容となっています。この事前アンケートで、「楽しく趣味で弾けたら」という回答が圧倒的に多い一方で、コンクールや音楽大学など専門的な道を目指す方はほとんどいません。しかし、退会される際には「ピアノのレッスンは好きだけど、家で練習しないので辞めます」という理由が多いです。「趣味で楽しくレッスン」のはずではなかったのでしょうか?いったいどのくらいの期間で、どの程度の結果を想定していたのでしょうか・・・?

「ご家庭での練習」をどう考えるか?

10年前、「ピアノはお家でも練習してください。」「小さいうちは一人で練習できないので、お母さんが家で先生役をしてください」とお願いしていました。また、「ピアノの前に座る習慣をご家庭でつけてください」とも。しかし現在は、お母様方もフルタイムで働く時代です。お子様のピアノ練習を見ることまでお願いするのは、現実的ではないのが実情です。

ピアノを上達させるには心の成長も必要です
25年間のピアノ指導で気づいたことは、以下の通りです:

・女子は小学校4年生、男子は5年生になると自主的に練習するようになります。
・未就学児がピアノを始めると、どんなに「やりたい」と言っても飽きることが多いです。「子供の『やりたい』は長続きしない」ことが多いです。
・小学生から始めると、子供自身に目的意識があるため、小さな目標を設定することでモチベーションを保つことができます。

コストと時間
このように興味を持ち、自主性を発揮して練習に取り組むのは、小学校の高学年になってからです。ピアノは未就学児から始めると音感やリズム感を身につけるのに有利とされていますが、4、5歳で始めたレッスンを10歳まで見守ることができるかは親御さんにとって課題です。最近では、親御さんはそこまで待つことなく「コストと時間を合理的かつ効率的に使いたい」と考えています。これはピアノのレッスンに限らず、時代の流れとして認識しています。

※小さな目標の設定
生徒一人ひとりの能力や個性に合わせて設定しいます(以下は目標設定の一例です)

①レッスンでは「できた!」の積み重ねを通じて自信を育てます。
弾きたい曲への挑戦を支援します。
「弾きたい曲=弾ける曲ではない」という問題に直面することもありますが、クラシックでもポップスでも、生徒さんが弾きたい曲にはできる限り応え、レッスンを行います。多くの場合、生徒さんに合わせたレベルのアレンジをして楽譜を作成します。この作業は時間がかかりますが、レッスンをスムーズに進めるためには欠かせません。
アンサンブルの機会を提供します。
簡単な方法としては、友人との連弾や学校の合唱伴奏などがあります。中学生以上で吹奏楽部や合唱部に所属している生徒さんには、ソロ演奏の機会を作ります。曲は生徒のリクエストに応じて選び、伴奏は私が担当しますが、友人が伴奏することも可能です。これにより音楽の楽しさを再確認し、レッスンのモチベーションも高まります。
②と③は、発表会などのイベントと組み合わせて提案することが多いです。
ただし、人前で演奏することが苦手な生徒さんもいます。人前での演奏がプレッシャーになったり、期日を設定し目標を決めること自体がストレスになることも。そういった生徒さんには、①に戻り、コツコツと積み重ねることで自信をつけ、自己肯定感を高めるようサポートします。

イベントを開催し、コミュニティを形成します。

音楽は国境を越える言語ですが、ピアノ教室は個人レッスンが中心です。そのため、他の生徒がどのような子かは分かりません。年に一度の発表会だけでは、子供たちだけでなく保護者同士の交流も生まれにくいです。保護者がピアノの学習に関する悩みを共有できる環境を提供しています。子供たちにとっても、学校や幼稚園の友達以外に、ピアノを通じてつながる友達ができるのは喜ばしいことです。親同士が仲良くなれば、子供たちも連弾やアンサンブルを楽しむことができ、ピアノを通じた楽しい環境がさらに充実します。

「ピアノを趣味として楽しむ」とはどういうことでしょうか?
「趣味」とは単に言いますが、どのように解釈すれば良いのでしょうか?また初めの質問に戻ってしまいますね。
趣味とは、「音楽を楽しむ心を育てる」ことでしょうか?
それとも「技術的な成果を出すこと(合唱コンクールで伴奏をする、コンペティションに参加するなど)」でしょうか?後者はもちろん、自宅での練習が可能で、親御さんの支援も必要です。

 

柔軟な姿勢で
お母様方が社会で活躍される現代において、私たちピアノ講師に求められることは多岐にわたっています。宿題や課題の視覚化、レッスンスケジュールの確認、楽譜のコピーと製本、レッスンバッグの整理など、以前はご家庭に任せていた業務も今ではサポートしています。時には自分の音楽に対する信念が障害となり、葛藤を感じることもあります。しかし、時代に即した柔軟な対応が求められる毎日の中で、生徒さんや保護者の方々とのコミュニケーションを重視し、自己のアップデートを楽しめるよう心がけています。

体験レッスン受付中🎵

ピアノ体験レッスンのお申し込みはホームページお問い合わせフォーム・公式LINE・お電話でお待ちしておりますhttps://tiisanaongakukai.com

Step by Stepピアノ教室https://tiisanaongakukai.com
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