ブログ:リトミックで育む力~その②~
歌語で覚える日本の言葉
リトミックでは季節に合わせ、童謡や日本の歌をよく使います。
「わらべうた」を除き、大正後期以降に西洋音楽を取り入れながら子供用に作られた「作者不明」の歌や、明治から昭和にかけて当時の尋常小学校、高等小学校、国民学校などで使う音楽の教科書に文部省が掲載した、いわゆる「文部省唱歌」などが現在「童謡」として親しまれています。
どこか懐かしいいメロディーに、どんな漢字で書いたら良いかわからない歌詞が付いています。
とても情緒的な反面、今では日常で使わない言葉が多く見られます。
ひな祭り・・・ぼんぼり 五人囃子、三人官女
雪・・・山も野原もわたぼうし(綿帽子)かぶり、枯れ木残らず花が咲く
う~ん!情緒的で素晴らしいですね。
他にも
春よこい・・・赤い鼻緒(はなお)のじょじょはいて(履いて)おんもに出たいとないている
こいのぼり・・・まごい(真鯉)、ひごい(緋鯉)
おぼろ月夜・・・おぼろ月
七夕・・・金銀すなご(砂子)、ごしきの(五色)の短冊
ふるさと・・・うさぎおいし(追いし)かの山
その他に「どんぐりころころ」「お花がわらった」「むしのこえ」「かわいいかくれんぼ」「ことりのうた」などはリズムと韻をうまく使った歌詞でリトミックでもよく使います。
童謡はリズムも単純で旋律は日本独特の懐かしい感じがします
この懐かしい旋律に使っている音階は西洋の音階から第4音・第7音を抜いた俗に言う「ヨナぬき音階」が多い気がいたします。
「ヨナぬき音階」についてはまたの機会に掘り下げたいです。
実は私、「雪」は犬はよろこび…猫はこたつで…が1番の歌詞だとずうっと思っておりました。
情報にあふれている昨今、年齢に関係なくいろんなジャンルの音楽を耳にすると思いますが、ぜひ乳幼児期に童謡を使ってリトミックをする経験をしてください。
童謡からイメージすること、イメージしたことを身体で表現することは美しい日本語を覚えるだけでなく、発想力、創造性、思考力にもつながります。
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