荒川区西尾久に位置するピアノとリトミックの教室です。当教室は、ピアノは西尾久のお教室で、リトミックは北区王子のスタジオでレッスンしています。多様な地域から3歳から80歳までの幅広い年齢層の音楽愛好家が訪れています。

発表会が終わり・・・

発表会が終わり1か月が過ぎました。生徒の皆さんは次のおさらい会に向けて新しい楽曲に取り組んでいます。発表会では私がチョイスした作品から弾きたい曲を選んでもらいますが、おさらい会では自分で弾きたい曲を選び、チャレンジしてもらっています。

リクエストの曲をレッスンしたいけど・・・

レッスンで生徒さんの希望曲を取り入れる際に楽譜選びにいくつかの問題が生じることもあります。

①実力とかけ離れたクラッシック曲を希望した場合
対処:編曲された易しい曲にする。または希望曲はもう少し先の目標にして似た要素を含む曲にする。

②希望曲がポップスで、市販されているアレンジでは難しい場合
対処:初級アレンジでも手に余る場合は、再アレンジし楽譜を作る。

③ティックトックなどSNSで流行っている歌で、市販された楽譜がない場合
対処:SNSなどネットで楽譜を探します。しかし不完全なものが多いので、そのままでは使用できない事が多く、その場合は再アレンジする。

弾きたい曲がある事はピアノのレッスンを継続する上で非常に大きなモチベーションになります。しかし一年中、本番のための曲ばかりに時間がとられてしまいますと、基礎力をつける事が出来ません。特に導入~初級レベルの生徒さんには、ピアノをより深く好きになってもらうためにも、リズムの表現力・ソルフェージュ力をつけて欲しいと思っています。

音楽的独立=レッスンを卒業した高校生

発表会が終わり高校生が2名卒業しました。お二人はベートーヴェンのソナタを数曲弾き、ショパンやバルトーク、他にもたくさんの作曲家の作品を勉強し、さらにはアニメやポップスもたくさん弾きました。また学校では合唱伴奏も立派に務めるなど、存分にピアノの楽しみ方を学んでくれました。きっと私の元を去ってもピアノを弾いてくれると思います。

中学受験、塾とピアノの両立
 細くても継続することで~

小学生の生徒さん。入会から1年数ヶ月が経ち、毎回たくさん練習してくる姿に、メキメキと実力をつけてきた様子が見られました。 しかし、塾との両立が難しいという理由から、発表会後に退会することを決め、その方向で発表会にも臨みました。発表会では素晴らしい演奏が出来、本人もご家族も大変喜んでおられました。

レッスンを辞めた後、お母様から「娘がピアノを辞めてしまったことにロスを感じている」とのお言葉をいただきました。 また、レッスンを辞めた後も、彼女が自宅でピアノを弾いているという嬉しい報告もありました。

彼女の場合、出された課題や宿題を自分でこなす力があるため、月1回のレッスンを提案しました。 課題を出し、自分で取り組める曲を見てくるという形で、しばらく様子を見ながら継続していくことにしました。

もう少し続けてくれたなら・・・

また、ピアノのレッスンに見切りをつけてしまった生徒さんがいらっしゃいました。 お母様は「弾きたい曲が弾けて、とりあえず満足したようです」とお話しされていました。 また、別の生徒さんからは「家で練習できないから」との声もありました。 いずれも、ピアノを始めて2〜3年ほどの生徒さんたちです。

レッスンの「辞め時」を決めるタイミングは、本当に難しいものです。 本人の意思にそぐわない形で決断してしまうと、挫折感という小さなキズが心に残ってしまうこともあります。

私の指導経験から申し上げますと、本人の意思を尊重して判断できるようになるのは(もちろん個人差はありますが)小4後半〜小5以降が目安です。 この頃になると、子どもなりの価値観が少しずつ育ち、「自分にはスポーツが向いている」「ピアノとスポーツを両立したい」など、自分なりの考えで辞め時を判断できるようになります。

ですので、もし可能であれば、それまでは親御さんに長い目で励まし、見守っていただけると嬉しく思います。

とはいえ、「家で練習しない子どもを見守る」というのは、親御さんにとって大きな忍耐力が必要なことも、確かです。

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