荒川区西尾久と北区堀船の境目にあるピアノとリトミックのお教室、小さな音楽会です。

西本夏生先生のセミナー「心理学からアプローチしたレッスン」に行ってきました。

今教室では9月の発表会に向けて生徒の皆さんと日々がんばっております。しかし最近残念なことに二名の方が発表会を諦め退会されました(:_;)
生徒さん、親御さんともコミュニケーションをとりながら曲決めをして、レッスンも無理のないペースでしていたので、私自身とてもショックでした(>_<)
しかしショックなのは生徒さん、またその親御さんの方が大きいと思い、今一度自分のレッスンの進め方を振り返る必要を感じました。

ちょうど落ち込んでいた時に、師匠である西本夏生先生がピティナで、心理カウンセラーの方とレッスンの進め方についてのセミナーをしておられました。私もカウンセリング(初歩の初歩)を学んだ経験がりますので、心理学からのアプローチには大変興味があります。早速参加してきました!そして大きな気づきがありました(^^♪

セミナーを受け、自分なりに退会してしまった原因(多分そうであろう・・・)を分析しました

ケースその1.
生徒さんの目標を違うところに設定してしまった
大変まじめで練習もしてくるD君、湯山昭の「柿の種」を弾いていました。最後まで譜読みが終わりましたが、どうしても音がハッキリ出せないのでハノンで指づくりにも励んでいました。そんな時に知り合いの先生の生徒さんが(コンクール生)が同じ曲を弾いていたので、参考までに許可をいただき録音させてもらい、D君に聴いてもらいました。
私はD君に私や、ピアニストの演奏(動画)ではなく、クオリティーの高い子供目線の演奏からヒントを得て欲しかったですが、彼は自分の演奏を否定されたように感じてしまったようでした(多分・・)

元々繊細な性格だった彼、もう少し私が配慮をするべきだったと反省( 一一)(この点は退会後直ぐに自ら感じた事ではあります。)
そして何より楽しんで練習していた曲なのに、目標を私が違うところに設定してしまった事( 一一)を反省しました(この点はセミナーからの気づきです)

ケースその2.
安心して、なんでも話せる場所にできなかった
お家での練習が嫌いなMちゃん。週に1回のレッスンでも少しずつ曲を仕上げてステップアップし、今回が2回目の発表会のはずでした。
曲も彼女が弾きたいと言った「アナ雪のレットイットゴー」です。譜読みをぽつぽつ始めたころ親御さんから「お家で全然練習しなくて困っている。ピアノを辞めさせようか悩んでいる」との相談がありました。私はレッスンに来るのも嫌であれば仕方ない。でも彼女は週1回のレッスンでも曲を仕上げていけるので、「ピアノを弾くのは好きだろうな」と思っていました。なので「レッスンに来るのを嫌がっていなければ長い目で見て欲しい」と申し上げました。アナ雪の譜読みが終わり、自分で弾けるようになればお家でも練習すると思っていたからです。
Mちゃんの練習意欲を上げるために練習表を作り、ご褒美方式にしました(結果、他の生徒ががんばってくれているので(^^♪)良いのですが・・・

しかしもう少しで最後まで両手で弾けるよ!というところで親御さんがギブアップになりました(:_;)
Mちゃんは「ピアノはやめたくない。」でもお母様は「練習しなさい!しないなら辞めなさい!」このやり取りにお母様が疲れてしまったのでしょう。
こういったケースは良くあります。しかし原因はもっと違うところにあったとセミナーから気づきを得ました。Mちゃんは活発な性格ですが、レッスンんではあまりお話をしてくれず、お母様が色々な事をお話してくれていました。お母様曰く「Mちゃんは猫をかぶっている」と。
私はここに大きな原因があったと反省しております。
もう少しMちゃんが自分の言葉で気持ちを話せる場所にするべきだったと(:_;)
自分の気持ちを出しても安心・安全と思えなかったのかなと(:_;)

残念ではありましたが、退会されたお二人の生徒さんから、自分のレッスンの進め方について振り返るチャンスをいただきました。


☆レッスンは時間が限られているので、ゆっくり生徒さんのお話を聴けなかったりもします。
しかし余裕のある時はじっくりお話を聴く。

☆なるべくレッスンの終わりにフィ―ドバックをして、その日の感想を聴くことも必要だと思いました。そしてそれが教えてる側にとって耳の痛い話であっても受容すること。

安心した精神状態でレッスンができる場所を生徒さんと一緒に作ることが大切だと思いました(^^♪

私も人間的にまだまだ勉強だと改めて思いました(^^♪

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